働き方改革法案が成立し、改正法が施行されてから1年半を過ぎました。

大企業、中小企業かかわらず「働き方改革」への対応に右往左往している現状が見られます。

この改革の大きな要因には、日本の人口の減少、少子化そして総人口に占める満65歳
以上の高齢者率の増加があります。対策を講じなければ、働いて経済社会を支える労働人口が減り続けるのです。

このような社会の大きな変化の中で、はたして働く人の意識は変わっているのでしょうか。

企業を取り巻く環境変化のスピードは増すばかりですが、労働に長い時間を割くことが良しとされる傾向は依然として強いようです。

必要な人手を確保できないというのが、その主な理由ですが、今後もそうやって働き続ければ、いずれ従業員が心身の健康を損ない、企業は生産力や競争力の低下という大きな代償を払うことになります。

長時間労働しなくても、同様の成果を上げるためには、一人ひとりの成長を促し、その能力を最大限に活かすことが不可欠です。

 

ライフスタイルや価値観の多様化、また様々な事情で就業に制限を受ける人に対して、柔軟な勤務体制づくりと公正な評価をすることが求められています。

「多様性の受容」が叫ばれている昨今ですが、実は一人ひとりの価値観や抱えている事情が異なることから生まれる多様性を認めれば認めるほど、組織では仕事や物事を共同してやっていくということが難しくなります。

企業や職場において、個人の多様性を尊重しながらも、混乱を招かないで成果を上げ続けるには、お互いの違いを理解し活かし合いながら、「わたしもあなたもOK」という人間関係をつくるほかありません。

当たり前のことのようですが、日々目の前にある忙しさに追われて、この「多様性」への対応が後回しになっているように感じています。

働き方改革といえば、勤務時間の短縮・年次有給休暇の取得の義務づけの話になりがちです。
勤務時間の短縮・年次有給休暇の取得は、決してゴールではありません。

先ほどの多様性の壁を乗り越えて、ニュースタイル(新しい働き方)でもって社会を支えることであり、
つまり自分とは異なる他人をより理解しようというスタンスで互いが歩み寄り、企業の目的・目標に向かって、共同して変化に対応するための工夫をし続けるというプロセスの中で生み出される成果です。

これからは「変化の激しい正解のない時代」そして「個の時代」、
ニュースタイルで目標を達成し業績を上げる組織に改革するには、
“多様性を武器に変える”チームビルディングの手法が最適だと考えています。

共にチームビルディングを学び実践している仲間とともに
【働き方改革×チームビルディング】をキーワードに、プロジェクトを通じて企業の働き方改革を支援しています。

 

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